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好みは薫君2006年01月10日 22時55分02秒

新年を迎えるにあたって、私もいくつかささやかな目標をたて、今のところ、なんとか続けている。それが何か、なんて、とても発表できるほどのことじゃないし、また言ってしまうと、それだけでヤル気が失せる怠け者だから言わないけれど、新年というのはやっぱり区切りという意味合いはあるようで、これが例えば7月2日だったとしたら、その日から目標をたててやるなんてことはありえない気がする。

そう言った舌の根も乾かぬうちから言ってしまうが、数年前からやろうとしていることが、今年も実行に移る前に、挫折なのである。何も今日、今年もだめだと思ったわけではなく、先月に入ったころから、今年も無理だな、と開き直ってしまったので、実は悠長に片付けものなどをしていたのだ。仕方ない、また頑張るさ。

今日の源氏物語は、あまりにも久々に行ったものだから、前回からずっと進んでいてびっくりだった。前回は『総角』だったのに、今日はいきなり『浮舟』(@_@)宇治十帖はあまり好みではない。が、それでも今日はなかなか面白い場面だった。匂宮と薫君がひとりの女性浮舟をめぐって、しのぎをけずるのだけれど、本日のハイライトは中将の君と弁の尼の、互いにちくりちくりとなされる女同士の会話であったろう。読むと面白いが、実際私がこのような会話をするハメになったら、弁の立たない私は逃げ出すだろうなぁ、と思ったのであった。   そうですね、私の好みは、薫君の方ですね(~_~)。

昨日、知人から連絡があった通り、夜帰ったら、お豆のはいったお餅が届いた。もちろん、良い塩加減で、最高。そして、お餅の片隅に、おばさま自家製の干し柿が入っていて、そちらも、最高。箱の隅のちょっとした隙間に、新聞紙などという無粋なものを詰めない彼女は、やっぱり素敵。そして手紙には、『この寒さで、スイセンもつぼみのままだよ。』とあった。そう、私はこのおばさまの丹精込めた庭に咲く日本スイセンの花が大好きなのだけど、私が好きだということを覚えていてくれたことにも感激だった。