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1号から教えられるお姉さん像2008年02月23日 23時59分59秒

キッチンエイドでジェノワーズ
 写真↑は、ジェノワーズ作りの2枚目。昨日の状態で、直火で泡立てた後、キッチンエイドというミキサーに任せて、生地が持ち上げるとリボン状になるまで泡立てます。 

今日は、姪っ子2号のお誕生会をするというので、バースデーケーキを頼まれていました。家族のバースデーケーキは、わたしが作ることになっていて、(というか、もしかしたら、みんな、ホントは、好きなケーキ屋さんのを食べたくても、わたしが作るものだから、そうはいかないのかも・・・・・・。)先週、姪っ子1号と、ケーキの種類や形、デコレーションを考えていました。姪っ子1号は、デコレーションのみ参加するというわけで、わたしはその前の黒子に徹しています。

 午前中から、焼いたジェノワーズを妹宅へもって行き、また、デコレーションに必要な道具類をいったん車で運んで、1号とデコレーションすること約2時間。回転台に載せた2枚にスライスしたジェノワーズに、ホイップした生クリームを塗り、いちごのスライスを載せ、また生クリーム。またジェノワーズ、そして、スパチュラで生クリームを塗りました。誰もがそうであることが多いのだけど、バースデーケーキというと、生クリームを絞り袋に入れて、最後に仕上げをするシーンをケーキ作りのメインに考えるようで、姪っ子1号も例外がありませんが、実は、ここにたどり着くまでが大変なんですけどね。

 姪っ子2号も2歳になり、あのハラハラ・ドキドキして、わたしもちょっと大変だった2号の誕生から2年がすぎました。甘えん坊で、お姉ちゃんのことが誰よりも大好きで、一番最初に言った言葉は、姪っ子1号を呼ぶ「はーちゃん!」ママやパパと言った言葉は最近になってからで、わたしの父を「くーん」。1号が、おじいちゃんじゃなくて、「おじいくん」と呼ぶから、その一部なのでしょう。肝心のわたしのことですが、「おばさま」の一部、「まー」と言い、何かにつけて、チューをしてしまうわたしを、好きだけどちょっと苦手のようです。

 2年前、姪っ子2号は、産まれてすぐ救急車で運ばれ、わたしは心配のあまり、血の気が失せ、倒れそうになったことを覚えています。でも、1号が不安になるので、何でもないような顔をしていました。父母と祖父母しか2号の病室に入れなかったので、後から駆けつけた1号とわたしは、その晩、病院の小さな待合室で不安と戦っていました。その時、病院にあった絵本を1号にせがまれ、読んだ記憶があります。こんなときに、とても絵本を読めないと思ったけれど、今から考えると、彼女の言葉から、1号が平静を保たせてくれたのではないかと思うのです。そして、何も考えられない状況で、わたしはその絵本を読みました。『ちっちゃなかいぞく』 約30年前に出版された本。
 
 全部読み終わらないうちに、2号は大丈夫ということになり、急にドット疲れて、帰宅することになりました。あとから、わたしはその本を探しました。この2年近くずっとずっと。そして、古本でしたが、今年になって見つけました。
今日は、2号とは別に、この2年、おねえちゃんとして頑張っている1号に、その本をプレゼントし、彼女も、思い出したようで、最後までうれしそうに読んでいました。