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刺激2009年09月10日 23時59分59秒

 今日は夏休みをとって、御茶ノ水の医科歯科大付属病院で抜歯。いままでの中でも、結構上位にランクする恐ろしい抜歯でした。

 わたしには、つらいときとか、頑張らないといけないときなど、文字通り歯をくいしばるクセがあるようで、それが災いして、虫歯にもなっていないのに、歯の根が裂けてしまうようです。それでダメになってしまいました。こういう症状は、よく、野球選手にあるようです。水泳は、呼吸を効率よくしなければならないので、泳いでいる最中にくいしばるということはないはず。もし、知らずにくいしばっていたとしたら、クイックターンのときぐらいでしょうか。あとは、寝ている間の歯軋りが考えられますが、人からそういうことを言われたことがありません。というか、たぶん、高校生のときから、個室で寝ているので、わからないのですが、旅行で妹と一緒の部屋で寝たけれど、いわれたことはありません。

 11時半には、わたしの体の1部ではなくなった4つに分解した歯を返してもらって、東京駅JR東海ツアーズへ。今月末の京都旅行のチケット、クーポンの受け取り。銀座に用事があったので、外堀通りを、久々に歩きました。大学卒業後、ずっと、新橋寄りの虎ノ門で秘書の仕事をしているわたしは、虎ノ門、霞ヶ関あたりから、銀座、日比谷、有楽町といったところは、仕事中や仕事帰りによく歩くまさに庭のようなところですが、この1年半ほどは、別の仕事を持ってしまったこともあり、以前ほどはあまり歩かなくなりました。でも、やっぱり、このあたりを歩いていると、ほっとします。ほんの小さな世界で、あーだ、こーだ考えている自分が、ほんとうに視野が狭くなってしまったような気がしました。ここに戻りたい。本業に完全復帰したい、とめようもないそういう思いが沸き起こってきました。

 迷い、具体性……そういうことを漠然と考えながら歩いていると、東京駅から有楽町に寄ったところに、前にはなかった、ある県のアンテナショップを見つけました。弟がそこの県立医大生だったので、かの地は馴染みの地で、迷わず入りました。新しいもの、かわらないもの、弟が読んでいたシティ情報雑誌。そういうものを見ていました。わたしがこのところ、再び思い始めたこと、20年前に実現しようと努力したけれど、かなわなかったこと、その思いに再び挑戦してみようかと、最近思っていること、もしかしたら、やれ!挑戦しろ!とのメッセージを何かわからないものが送っているような気がしました。

 もちろん、安易にできることではありません。けれど、このところ、副業をしていて、虚しさを感じるのです。いくらわたしが懸命に与えられたことをこなしても、それはやはり、どこかで、「非常勤」職員としてしか、評価されない。もっと悪いと、「人間扱い」されないこともあって。それは同僚も感じているようでした。当たり前だし、それを承知でしている仕事だけれど。でも、副業はわたしの仕事じゃないんです、たぶん。どんなにモチベーションあがっても、最終的にいきつくところは、そういうところです。
 
 ブレない生き方をすると決めたのを、日常の諸々にかまけて、ないがしろにしています。けれど、ブレないでいるのは、ほんとうに難しい。考えるときかもしれません。