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別れ2018年12月18日 23時59分59秒

夕方、塾に付き添った姪たちを妹の家に送り届けたときのことでした。
妹が子どもたちを家に入れてから、ひとり玄関の外に出てきたので、何か言いたいことがあるのだなと察したのですが。

聴けば、妹のママ友Tさんが亡くなったことを、今聴いてきた、とのことでした。わたしも言葉を失いました。

Tさんと初めて会ったのは、もう十数年前のことでしょうか。わたしのホームプールのギャラリーでのことでした。当時年長だった姪っ子1号がプールで泳いでいるのを妹と見ているときでした。Tさんも自分の娘さん、息子さんが泳いでいるのを見学していました。その後、姪の通う幼稚園と同じ幼稚園に通っているとわかり、妹と運動会の係などを一緒にやり、妹とは協力的なママ友でした。姪たちが小学校にあがってからも。そして、姪たちの行事にはほぼ欠かさず参加するわたしとも挨拶を交わすだけにとどまらず、よく話す仲でした。私からすれば、「姪たちのいろいろな行事に参加するこのヘンな伯母」を、ばかにすることなく、認めてくれた心優しい知人でした。

そのTさんが、お子さん4人を残して、なぜ?秋の運動会でも、会って挨拶をしたように記憶しています。体調が悪かったようだとの話もありましたが、なんでそんなことになってしまったのだろう、どんなに心残りだったろうと考えてしましました。たくさんやり残したことがある彼女に、もう「今」はないなんて、信じられません。
人は人生の途中でいきなり終わりがくるもののように思います。わたしの単純な実感です。残酷です。

色白で、いつもにこやかで、かわいらしかったTさん、親しくしてくださって感謝しています。Tさんのことは忘れずに、ずっと胸にとどめておきたいと思います。