現在の閲覧者数:

ドイツへ2019年10月05日 23時59分01秒

とても久しぶりの更新になってしまいました。

この春から、夫の仕事の所属部がかわり、出勤時間が不規則になりながらも、だいたいは普通の日常と3~6時間の時差が生じました。それに伴い、当然私の生活時間も変わり、さらには姪っ子1号が毎夕我が家に帰って来て、勉強しては夜に私が家まで送るという生活になっています。というわけで、夫を送り出すと、姪っ子が帰宅するということになり、私自身は外出することが難しくなりました。

でもよいこともありました。今までまとまった休みがとれなかった夫ですが、今度の所属部は、仕事の拘束時間は長いけれど、休みもきちんととれることになりました。7月のある日、わたしの「ドイツラヴ♥️」に押された夫は「じゃ、行くか!」ということになり、遅い夏休みをとって、久しぶりのドイツ旅行に出掛けることになりました。

もちろん、旅行してリフレッシュすることもありますが、今回はちょっとした目標が3つありました。

1 北ドイツのバードドーベランからキュールンボルン西駅を走る、通称「モリー鉄道」に乗ること
2 「ベルリンの壁」を見学すること
3 ハンブルグからコペンハーゲンに列車で渡る際、通称「渡り鳥ライン」に乗ること

です。そう、夫とわたしは、多少「乗り鉄」気味です。

今回、久しぶりにブログをアップしようと思ったのは、旅をするにあたり、特に1と3について事前に詳しく調べるうえで、いろいろな方が書いたブログを参考にさせていただいたからです。わたしも、自分の経験したことを拙いながらも書くことで、これから旅行される方のお役に立てればと思いました。

今日は、成田発ヘルシンキ行き飛行機に乗り、旅が始まりました。

ヘルシンキで乗継2019年10月05日 23時59分02秒

午前中に成田を離陸したわたしたちは、9時間30分余りの空の旅をして、乗り継ぎ空港であるヘルシンキに到着しました。
ヨーロッパはサマータイム期間で、ヘルシンキ(フィンフランド)は日本との時差は6時間。今回はここで乗り継ぎ、フィンエアーでベルリンに向かいますが、その前に空港の中でちょっとお茶タイム。

乗り継ぎ目的で北欧に来るのは、いままであまり考えていなかったのすが、ちょっと一息いれるのも、良いものだと思いました。

空港には、わたしの好きなマリメッコのお店があちらこちらにあり、日本人女性が多くみられました。そうか、こういうところに女子旅もよいかもと、夫といながら、秘かに思ってしまったわたし。北欧柄のニットのセーター、帽子、手袋と、次第に物欲が湧いてきますが、これからどんどん荷物は増えるだろうことと、帰りにも乗り継ぎでここを通ることを考えて、マリメッコで夫が選んでくれた日本ではあまり見ない柄のエコバックを買って、とりあえず物欲をおさめることにしました。
これは、実は、あとから考えると大大正解なのでした。

写真は空港内のムーミンカフェ。フィンランドらしくて、女心をくすぐります。

ベルリンへ2019年10月05日 23時59分03秒

ヘルシンキで約2時間30分の乗り継ぎ時間を過ごしたあと、JALのコードシェア便フィンエアーでいよいよベルリンに向かいました。

フィンエアーのコップ、ナフキンはマリメッコ柄。マリメッコファンにはたまりませんね。ヘルシンキからベルリンに向かうこの便は、ほぼ満席でした。飛行機をとったのが遅かったせいもあるのか、夫とは少し離れた席に。わたしの隣は日本人の初老のご夫婦でした。このフライトを含めて、今回3回もフィンエアーに乗ることになりましたが、これは、日本の航空会社との違いなのか、あるいは偶然なのか、わたしには、出発も離陸も着陸も、とてもソフトな感じには思えませんでした。夫はそうでもないと言っていましたが。

とにかく約2時間のフライト後、ドーンとベルリンのテーゲル空港に着陸し、再び夫とドイツの地を踏むことになりました。
あー、このドイツの空気!
日本とは7時間の時差の、午後7時すぎのドイツの空港から出たわたしは、少しひんやりとした空気にこころ踊りました。

写真はヘルシンキ空港。ベルリン行きの飛行機の搭乗口です。

ベルリン中央駅2019年10月05日 23時59分04秒

ユーレイルグローバルパス
さて、ドイツへの入国は、今考えてもあっけないほどで、国内空港の到着ロビーから出てきた、という感じでした。あまりにも簡単なので、空港で、入国手続きはないのか?と聴いたほど。空港職員のおじさんが、ニコニコしながら、これ以上何を?という感じで、ベルリン中央駅行のバス停留所を案内してくれました。

これは推測にすぎませんが、ヘルシンキ(フィンランド)に入ったときに、ほどほどの入国審査がありましたが、それを以てEU圏内に入ったことで、あとは国内線並みの扱いだったのではないかと思います。あとでこの事は、EU圏を出国するときに実感しました。

そんなわけで、第一関門であるバスのチケットを買おうと、販売機の前に立つと、今度はいかにもドイツ女性といった筋肉質のおばさまが、自分が売るとばかりに、夫に声をかけてきました。

夫が「ハウプト バーン ホーフまで」というと、2人分の料金を示され、久々に使う€オイロ札と€オイロコインで、私が支払いました。
ちなみに、「ハウプト バーン ホーフ=Hbf」というのは、「中央駅」を意味します。その街の大きな駅はみなこのHbfが付きます。ベルリンにいたので、彼が言った中央駅は、「ベルリン中央駅」ということになります。

また、お金の単位€ユーロは、ドイツ語では€オイロと発音しますので、ドイツ ラヴのわたしは、このブログでは€オイロで統一させていただきますね。

そんなわけで、大きなトランクを2個かかえた、旅慣れないわたしたちは、ベルリン テーゲル空港からベルリン中央駅行のバスに乗り込みました。

次第に街中に入り、闇の中に、通りのお店の看板に明かりが灯っているのを見ると、ドイツに来た感覚がよみがえってきました。名物のカリーブルストのお店もあちらこちらにありました。30分ほどで、駅に到着し、予約しておいた駅近くのホテルにチェックインしました。
が、本日はこれで終わりではありません。

ユーレイルグローバルパスにヴァリテーション(有効化)してもらうために、再び駅に向かいました。

前回訪独した際は、ドイツ国内だけを回ったので、ペアのジャーマンレイルパスを使いましたが、今回は国境越えの電車に乗るため、ユーレイルグローバルパスを用意。ですが、ヴァリテーションをするのは、ジャーマンレイルパスとまったく同じです。ドイツ国鉄(DB)の窓口で、パスを有効化してもらうのです。
午後8時過ぎの、初めて見るベルリンハウプトバーンホーフ。フランクフルトハウプトバーンホーフの、横にホームがズラーッと並んだ駅とは違い、中央が吹き抜けになった縦に作った駅でした。DB窓口はなかなかの行列でしたが、無事にパスを有効化してもらいました。その様子は以下に。

本日の写真は、実際に使ったユーレイルグローバルパス。
旅程表とパスポートを見せ、それを元に職員が有効期限、パスポート番号を記入して、有効印を押してくれます(赤囲いの部分)。すべてお見せできなくて申し訳ありませんが。青で囲った部分は旅程表を下の表に書いてください、ということです。これについては後述します。

これで、ベルリン第1日目が無事におわりました。