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3食とも、パソコンの前で2007年10月01日 00時21分09秒

今日は、疲労と虚脱で、もうろうとしながらも、ひたすらパソコンの前に座って、レポートを書くこと5種。

該当部分のテキストを読み、論文作成のためのメモを作り、パソコンで下書きして、それを清書する、の繰り返し。メモが出来てしまえば、8割できたようなものです。このブログでもわかるように、下書きでの、わたしの、ひたすら長い文章を、字数内におさめる作業が、ちと、面白いです。しかし、字数内に収めると、なんとも、文章が無機質になるというのを実感し、ま、論文なのでそんなモンと諦めました。

学生時代以来とまではいかないけれど、学生時代に書かされた論文の書き方を、肌で覚えていたようで、それはちょっとよい発見でした。

今日、カウンターデザインをかえてみました。アクセス数のほうは、季節感がないですが、わたしの尊敬するドルフィンくん。バタフライで、こんな風にドルフィンキックが打てたらいいなぁ。閲覧者数は、願い事の多いわたしのこと、『♪星に願いを♪』のイメージです。いかがでしょうか。

久々にまともなご飯食べた2007年10月01日 22時43分13秒

昨夜は徹夜を覚悟で、最後の論文の仕上げに臨んでいました。もう、気持ちにひっかかって、終わらないと、ゆっくり眠ることも出来ないので。そうしたら、わたしの通うスイミングクラブで一緒に泳いでいる方たちから、メールがきました。

『ぜんぜん泳ぎに来ないじゃん!』
『具合わるいの?』
『どしたー?』
『プールおいでー。』
『なんか、やなことでもあった?』
『今日も2時から練習あるよー。一緒におよご。』

ありがたいけど、先日の無視はなんだったんだろう。
とにかく、毎晩、帰途の電車の中で、プールの閉館時間を迎えているという、嘘のない事実だけ、メールをくれた方々にお伝えしました。

そして、もう、パソコンとにらめっこしてるのも、いい加減イヤになったので、メドだけつけておいて、昨晩は寝てしまいました。

そして、休暇日の今日、午前中かけて、すべて仕上げました。もう、頭のなかがからっぽになって、とにかく、小1時間ほど、バッタリと床に倒れていました。

久しぶりに、夕飯はご飯らしいものを食べました。今日は、簡単に、『うなぎ丼』

こんなメニューでも、料理した気になるから、不思議です。
サラダは、コールスローとポテトサラダ。最近、大好きなメークインのほかに、キタアカリという品種も気に入っています。

プール嫌い、水泳嫌い2007年10月02日 23時56分45秒

仕事が終わって、今日も、夜、千駄ヶ谷で、約2時間の泳ぎ込み。もう、苦しくて死ぬかと思いました。ホントに。頭が真っ白になって、もう、何にも考えられないんだもん。飛び込みで一度失敗し、目がまわって、一回休み。同じ班のみんなが心配してました。でも、それにさえ、応えられなかった。やっぱりわたしには、こんな練習無理だったんだわ。

ビショビショ、フラフラで最寄り駅までたどり着いたら、知り合いに会い、気の利かないことに、一杯だけ、と誘われて、もう、眠くて疲れて、参ってしまいました。もう、彼とは、絶対、どこにも行かない。

この10日ほど、思っていることですが、こんなに泳ぐのがイヤだと思ったのは、わたしのプール人生始まって以来です。こんなことがきっかけで、水泳がイヤにならなければいいなぁ・・・・・・と見るのもつらいプールを見ながら、練習前に思ったけど、イヤになってます。

何がよくて、こんなことしてるんだろう、わたし。
これが終わったら、もう、絶対、水泳やめる。

残り日数を数える日々2007年10月03日 23時55分33秒

仕事後、今日も千駄ヶ谷のプール。もー、ホントに嫌だ。行っているのが奇跡に思えます。

ただ、そこでできた友達だけは、とても尊いです。同じ班のSさんは、いま、新宿のスポーツクラブで働いていて、水泳もちょっと教えているそう。彼は先頭を泳ぎ、わたしがグループの最後尾を泳ぐので、わたしの泳ぎを見ては、控え目に、けれど鋭い感性で、よく教えてくれます。彼は、理工学部の出身で、自分の職場が職場であるのに、今回のような体育会系のような場所が苦手と話してくれて、わたしと意見が合致し、ほんとうにほっとしました。

1個メのタイムも、先日と同じ。わたしはスタートで、トラックスタートという、左右の足を前後で構えて飛び込むやり方でスタートしますが、いまひとつ、入水角度がつけられずにいました。昨日のコーチが、スタート後、もっと足を跳ね上げるよう注意があって、今日はそのことに気をつけながらのスタート。何度目かに、自分でもわかる良い音で入水できたので、何となく感覚がつかめたような気がします。同じ意味のことでも、別のコーチに、別の言葉でアドバイスをもらうと、わたしのツボにはまり、一回でうまくいくということがあるんですね。これは、自分の通うスイミングスクールでも、何度か経験しています。はっきり言って、もう、水泳はうんざりだけど、飛び込んでバタフライを泳ぐ気持ちよさだけは、水泳やめても、覚えておきたいです。

今日は、昨日の彼に会わないように、駅からの道は、別の道を選択。

あと3日たてば、やめられる。

わたしを心配、あなたを心配、自分を心配2007年10月04日 23時59分59秒

今日も仕事後、千駄ヶ谷のプール。なんだかんだいって、行っています。

今日は班練習をくずし、弱点補強。スタート(飛び込み)、ターン、横泳ぎの3種の中から、自分の行きたいところへ。

スタートは、イザとなれば、顔から落ちたって、失格になることはないし、ターンは、きちんとタッチさえしていれば、どんなに鈍くさくても、何とかなるだろう、というわけで、目下、苦戦している横泳ぎへ。20メートルを12あおり以内でオヨガナケレバナラナイけれど、わたしは、練習ですでに12あおり。ってことは、テストなんてされたら、12じゃいかないから、何とかせねばと、約1時間の練習。モーレツにコワいO先生の指導で、なんとか11あおりまで減少させました。その間、O先生は、わたしに厳しく言ったり、褒めたり、励ましたり。「○○さん、あなた、絶対、できるんだから、しっかり我慢して伸びて!絶対できるから!絶対!」と。

29年前の世界記録保持者の方が、わたしと同じ生徒の立場で参加していらっしゃいますが、その方も横泳ぎで一緒でした。彼にも、「前より、ずっと、良くなっていますよ。」と褒められ、今日はちょっとだけいい気分でした。
それと、心肺蘇生法も、間違えなく滞りなくできて、褒めて頂きました。
単純なわたし、今日はちょっと、低いハードルを乗り越えた感じ。

ただ、この練習がんばりすぎて、潜行ができず、苦しくて立ってしまいました。

ダウンの最後の25mは、昨日に続き、ゆったりバタフライ。久々に泳いで気持ちよかったと思えるバタフライでした。

明日は、準備体操の当番にあたり、62人の前でやることに・・・・・・(*_*)できるか心配。

自分のプールのマスターズの男性の友人から、メールがあり、プールに行かないことを心配してくれました。時間物理的に行けないことしか言えず、詳しく説明できなくて、申し訳ないです。ごめんなさいと、祈るような気持ちでした。

夜、仲良しのプールのコーチからメールがあり、具合が良くないということで、心配になって、夜遅かったにも関わらず、電話して30分も長話してしまいました。ここ数ヶ月、ストレスが多かった彼女。たぶん、そのせい、とは思うけど、とにかく、お医者に行って、診てもらって、早く回復して欲しいと願うばかりです。彼女は、とても若いけど、わたしの恩人のような人だし、本当に心配です。

そろそろ、自分の誕生日も近づいてきて、心穏やかに、秋の日をすごしたいと思っています。

目をとじて香りを聴く2007年10月05日 23時59分59秒

夜の千駄ヶ谷でのプールは、今週は今夜で終わりです。たぶん、週末の2日間、ウーマンズ・マスターズ水泳競技会があるからなんだと思います。

とはいっても、今日は昼間から気が重く、体力を温存することばかりを考えて行動していました。それと、今日は準備体操の役が待っていました。
63人の前での準備体操なんてやったことのないし、いままで、順番でやってきた人たちの体操は、わたしがいつもやっている感じとは違うので、さて、どうしようかと考えました。わたしはいつも、プール前に準備体操するときは、自分でだいたいの順番を決めたストレッチをやります。以前ジム通いをしていたときに、メニューを組んで、その中から、取捨選択し、あるいは更に加えたりしたものです。ストレッチだから、呼吸をしながらで、もちろん無言でやるわけです。

一方、今回みんながやってきた体操は、どれも弾みをつけたもので、「役」の人が「1,2,3,4!」と号令をかけると、みんなが「5,6,7,8!」と後を続けるというのが慣例になっていました。この体操、わたしには「?」だったのです。いまどき、そんな弾みをつけた体操なんて、身体に悪いだけのような気がしていました。号令はよいにしても。

いろいろ考えた末、やっぱり、促成栽培のように、新しいやり方でやることは無理だと思って、自分がいちばんやりなれている体操をすることにしました。ただ、自分がやるだけでなく、みんなにもやってもらうものだから、説明を効率よくわかりやすくするよう、その言葉だけは準備しました。また、一通りやると7分くらいかかることもわかったので、ちょうどよい感じでした。

夜、いざ、プールへ。みんなに「今日は準備体操だね。頑張って。」「みーんな、味方だから、大丈夫だよ。」と、いろいろ励まされ、名前を呼ばれて、前へ。飛び込みスタート台横に立ち、みんなの方を向いて、

「こんばんは!」

と声をかけて、心を落ち着かせ、フルネームで名前を言って、はじめました。

号令なし体操に、はじめは戸惑っていたようでしたが、プールサイドをシーンとさせての体操も、集中できてよかったといわれました。指導員からは、これからやる日本泳法の「無」の境地にも入りやすかったと。
そういうわけで、無事終了。泳ぎの特訓も、苦しくて泣きながら。でも、とにかく泳いで無事終了。

今日は、そこで友人になったアキコさんと、夕食の約束をしていたので、わたしがぐるなびで予約しておいた千駄ヶ谷のお店「レストラン・au su」へ。彼女とは、偶然ですが、同じ学年でした。わたしは、はじめ、20歳台と思ったほど、若い感じで、本当の年齢を知ってしまった今でも、信じられないくらい。すらりと背が高く、スレンダーな彼女は、スイマーという感じではなく、モデルのような体型で、いつもおしゃれな服を着こなしています。お互い、どうして水泳を始めたのか、というような話題から。それを話していて、びっくり。状況は違っていても、同じような動機からはじめたことがわかって、アキコさんと知り合ったのは偶然ではないような気さえしました。世間には、境遇は違っても、そこにある「思い」が同じということはあるものなんですね。お誕生日にはちょっと早いけど、といって、今年の流行の毛糸で編んだ髪留めをプレゼントしてくれました。わたしの超ロングヘアをいつも褒めてくれていて、わたしもそういう気のつくプレゼントをいただいて、とても嬉しかったです。

そういうわけで、千駄ヶ谷駅を乗ったのは、いつもより2時間遅い23時過ぎで、結局、わたしは、御徒町あたりで記念日の日付変更線を向かえました。

家に帰ったのは25時過ぎでしたが、家のまわりに植えられているキンモクセイが、今年初めて香っていました。この大好きな香りを聴くと秋。

(本日分は、8日に書きました。)

しあわせな時間2007年10月06日 23時59分59秒

さきほど更新した昨日分に書いたことと、少しダブりますが・・・・・・。


御徒町駅あたりで日付変更線を迎え、友人たちから、真夜中にもかかわらず、たくさんのバースデーメールをいただきました。他人のこういうことを覚えていてくれるのは、有難いことです。忘れないで、気をつけていてくれる、というのが、嬉しいです。

そういうわけで、今秋はじめての大好きなキンモクセイの香りに包まれながら、家の近くまで帰ってきたわたしは、幸せでした。こういう晩なら、いくらあってもよいと思いました。別に、何がどうのというわけでなく。この香りが好きなのも、わたしが生まれた頃、漂っていた香りだからかもしれないと想像するのもロマンチックでした。人によっては、キツイと感じるこの香りも、わたしには心地よく、安心する香りなのです。

そうしたなかで、つい数時間前のアキコさんとした会話のことも、ちょっと考えていました。意地っ張りなわたしが、大人らしく振舞えるだろうかと。軽くシャワーをあび、ベットに入ったのは午前2時すぎ。あとは、朝、目が覚めたら考えようと。

午前中、妹から電話があり、お誕生日のお祝いと、彼女の出身中・高・大の文化祭に行かない?とのお誘い。いつも突然誘ってくれる彼女。わたしは、今週の疲れと、昨夜の夜更かしで体が重かったけれど、義弟が運転することだし、わたしはサードシートでぐっすり眠りながら、家族全員で目的地に到着。姪っ子1号が「おばさま、ねてばっかりで、つまんなかった<`ヘ´>」と言っていました。帰りも爆睡していたら、唯一、ほんとに唯一、わたしが好きでない食べ物ラーメンのお店に車が着いていました。うちは5対1で、みんなラーメン好き。1はわたしです。「なんで、よりによって誕生日にラーメン食べなきゃいけないのよー。」と、ちょっとふてくされましたが、しょうがない、わたしも食べました。

帰って、昨日のアキコさんとの会話を再び思い出し、夜、自分の通っているプールへ2週間ぶりに行ってきました。マスターズクラスの女性は、ウーマンズの大会に出ている人が多いので、ほとんどはいらっしゃっていませんでしたし、なぜか男性もいつもより少ない人数で、今日は黙々とスカーリングなどのドリル練習をしました。いつも会いたくても、なかなか会えない友人が、めずらしく隣のコースで泳いでいました。

偶然、帰りもその友人と一緒になり、夜遅くに、駐車場で立ち話をしていたのですが、車の中で話そうと、わたしの車の中で、ずっと水泳の話をしていました。彼は幼い頃から泳いでいるので、いつもいろいろアドバイスしてくれるのですが、今日のわたしのスカーリングも、とてもよく出来ていたとのことで、ほっとしました。近頃、少々、タイムをはじめとして、水泳に限界を感じているわたしの気持ちを微妙に感じとり、言葉を選んで励ましてくれました。水泳の友人の中で、彼だけは、わたしがなぜ泳いでいるのか理解してくれているので、決してむちゃなことを言わず、かといって、現状で満足させない気持ちにもっていってくれます。そういうバランス感覚が絶妙な人で、こういう友人がいると、安心できるものです。そして、やっぱり泳ぐのやめないで、続けようという気持ちにさせてくれる彼には、感謝しています。

そんなこんなで、3時間もしゃべりまくってしまい、気付いたら午前1時。「僕なんかと誕生日の貴重な時間をすごしてしまって、ごめんね。」と言っていたけれど、わたしはとても佳い誕生日をすごし、満ち足りた気持ちで一日を締めくくることが出来ました。

去年の今日、次の一年を佳いものにしたいと願った願いどおり、わたしにとって、飛躍的に元気になった年だったこの1年。今度の一年も、いちにち一日の積み重ねで、来年のこの日に、よかった1年だったと思えるようにしたいと思いました。○○年前のこの日、苦しい思いをしながら、頑張ってわたしを産んでくれた母のためにも、そうしないと申し訳ないもの。そして、もうひとつ。きっとたくさんの泳ぎに関する目標があるのでしょうが、その中の2つの大きな目標と夢を語ってくれた彼にも、それらが叶うよう、今度はわたしが彼を応援したいと思います。

何とかせねば2007年10月07日 23時59分59秒

どんなに美味しい食べ物を囲んでいることより、そして、どんなに素晴らしいプレゼントよりも何よりも、そこに一緒にいてくれて、互いに思いやりのある会話があるということが最高の贈り物だということを、心から感じたわたしは、ゆうべは安心したのでしょうか、ぐっすり眠りました。ときには、友人とこういう時間をすごすのはよいものです。

今春、姪っ子1号が卒園した幼稚園の運動会が、わたしたちの母校である小学校の校庭でやることになっていて、1号も卒園生として競技に参加するよう呼ばれているので、行ってきました。姪たちと遊んだのもたのしかったし、また、1号の同級生から、あちこちで、「あっ、はーちゃんのおばさまーっ!」と言って駆け寄ってくる子供たちがたくさんいました。卒園して半年、みんなあどけなさが消えて、ちゃんと小学生らしい顔になっていて、それでもかわいくて、たくさん話をしました。卒園生が多く来ることを知っている幼稚園の先生方で、この春辞めてしまわれた先生方も、たくさんいらっしゃっていて、こういう愛情にあふれた先生方のお陰で、こどもたちの心の成長があるのだと、あらためて感謝の気持ちでいっぱいでした。

今日も、水泳特訓のことばかりが頭から離れませんでした。あさっての火曜日に最終日を迎えるので、無事にその日が終わったら、わたしがよそのプールで何をしていたのか、告白します。とにかく、体力温存に精一杯と、横泳ぎの心配ばかり。そういうわけで、16時から、自分の通ういわば、ホームプールで、横泳ぎの練習。いつもと違う泳ぎをしているわたしを、「何やってんだ??????」という顔で見ていた人もいたりして・・・・・・でも、わたしは必死。
苦手な横泳ぎ、ナントカセネバ!と、気持ちだけが焦るばかり。

あといちにち2007年10月08日 23時59分59秒

こういうハッピーマンデーみたいな休日、わたしはニガテ。世間が休んでいるのも、自分が休むのも、ホントーに辟易してしまいます。

で、あたまは、明日までの水泳特訓のことばっかり。いままでの2週間は、本当に気が重くて、仕事をしていても、いちにちの締めくくりがあんなだと、精神的にマイってしまっていました。ただ、今日は、とにかく、明日の2時間を何とかクリアすれば終わりだということ、それだけ。

夜、マズいことに、喉の痛みと声のかすれの自覚症状を得ました。風邪?明日で終わりなのに、困ったなぁと思うけれど、とにかく、熱が8度あっても行くつもり。

この特訓に対して、身体は拒絶反応を示しているようで、口の中は口内炎、舌炎、口角も切れてる。身体にはあまり見たことのない発疹が少々。この発疹は、一緒に泳いでいる仲間にもあって、みんな同じなんだなぁと思っています。

目的達成の為には我慢2007年10月09日 23時59分59秒

朝起きた瞬間から、「あーこれはダメだ。お医者に行こう。」という喉になっていました。たぶん風邪。

わたしのホームドクターは、わたしが生後3ヶ月くらいから、診ていただいているドクターで、もう、80歳ちかい先生です。だから・・・・・・と言っては失礼だけど、たぶん、治療方法もちと古い(ごめんなさい、先生)と思うのです。
風邪のときは、お風呂に入ってはいけないとおっしゃる。けど、いつも守れないわたし。そういうわたしをよくよくご存知なので、診察室を出る前に、もう一度後ろからわたしに声をかけるドクターなんです。

ドクター「お~い、○○○ちゃん、お風呂はダメだよーー。」
わたし 「はーーーい。」と気のない返事。

でもって、お風呂は禁止されながら、プールはダメと言われていなかったのをよいことに、夜、最後の千駄ヶ谷の東京体育館プールへ。どっちにしても、誰に何を言われても、今日で終わるものを、欠席できないもの。

この10日間、本当にイヤだという気持ちで泳いでいました。毎日替わる指導員も、替わるだけに、安心できませんでした。ただ、今日までの9日間は、初対面で感じたよりも、熱意のあまり、感じの悪い口調になったり、愛情のあまり、厳しくなったりするのだと、努力すれば良く解釈できるもので、それはそれで、納得がいくものでした。だから、今日の指導員、日本水泳指導員協会・指導員養成委員のMという女性指導員が担当になったときも、コワそうな感じはしたのですが、あとから、きっとこの感じは払拭されるだろうと思っていました。

体調が悪いとき泳いではいけないのは、自分だけでなく、他人に迷惑をかけないためにも、大切なことです。でも、ちょっとの悪い体調で、しかも、この講座が今日で最終日で、今日受講しなければ、終了証がもらえず、そうした場合、基礎水泳指導員検定試験の受験資格が得られないとしたら、やっぱり受講します。水泳中、倒れるほどの体調でないにしても、しかし、もし、万が一、倒れたときの処置の参考にしてもらいたいという願いから、自己申告する義務はあるように思ったわたしは、M指導員にその旨を軽く伝えました。これは今までの指導員にも、そうでした。そういうばあい、指導員は、「自己管理ですから、無理しないようにやってください。」とおっしゃいます。ところが、

「わたしに何を言われてもねぇ~。(知ったことではないよ、あなたが出席する以上はね。)ただし、見学は認めません。」との返事でした。

この杓子定規な返事は、間違っているところはありません。確かにそうなのです。しかし、ひとつの目標に向けて頑張っている者への言葉として、大人の会話としては、首を傾げました。わたしが、今日が具合があまりよくないことを理由に、練習をちょびっとサボることがあるかもしれません、と言ったととらえた?もしかしたら、1本抜いて、プールのなかで見学させてもらうこともあるかもしれません、と言ったととらえた?そんな事だったら、わざわざ、具合が悪いのをおして、自分のホームプールでない汚くて古いところで、嫌な指導員に言いたい放題言われて、泳ぎに来ていませんよと言いたかったです。

今回の講習会で、競技規則というのを勉強しましたが、この科目を教えてくださった指導員の方が、「この競技規則は、競泳選手を守るための規則です、競泳では、性善説にたって考えるという原則があります、決して性悪説にたってはいけない」と繰り返し強調されておっしゃっていたのが印象的でした。これは、おそらく、競泳だけにとどまらず、水泳をする者の、共通した認識なのだろうと思いました。もちろん、すべての事柄に、性善説がいいとは思いません。けれど、水泳はこういう世界なのだと、わたしにはちょっとうれしくなった出来事なのでした。

そうしてみると、今日のM指導員は、性悪説にたって、わたしにこう答えたのでしょう。競技規則は、たしかに競技規則だけれど、その精神がこの指導員にはなく、ただ、泳ぎが上手なのか、生きる術だけで指導員になっている人なのだと思いました。近頃話題のスポーツでもよくいわれることですが、心技体というものの、「心」が、この指導員にはないのだということです。そうなると、欠点が見えてしまうもので、この指導員、プールで指輪をしていました。これは、当然、プールではご法度。しかし、この指輪を見て、わたしは、自分の考え方が、完璧ではないにしても、間違ってはいないだろうと想像でき、かえって安心しました。

せっかくの最終日、こんな指導員にあたってしまったのですが、目的は達成しました。先月22日から、わたしは、(財)東京都水泳協会が主催する、「基礎水泳指導員養成講座」に参加していました。理論の勉強、シゴキに似た水泳実習、心肺蘇生法実習、レポート5通、指導計画案の立案と実習などの単位を取得し、基礎水泳指導員検定試験の受検資格を得ました。
指導員になるつもりではないのです。わたしは幼い頃から競泳をしていたわけではないから、人に教えるなんていうことは考えたこともないし、実際できない。そうではなくて、わたしがどれだけ水泳によって、身も心も健康になっているのか、自分で確かめたかったし、挑戦したかったのです。