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感性が冴えてきたかも2008年01月07日 23時34分07秒

テトラ包みのクッキー
 やっと今日から仕事。今朝は6時前に家を出て、オフィスには7時過ぎに到着。今日もわたしが一番で、とにかく、コーヒーを飲みながら、まず一仕事しました。みんなが集まったところで、年頭の挨拶をして、延々と続き。わたしの仕事には、年末、年始の区切りはないので、一気にフツーの生活になりました。

 早めに退社。午後は友人と会いました。わたしがこのところ、元気がないのを心配して誘ってくれたのだと思います。彼女のさりげなくさしのべられる手には、ほんとうに助けられています。そして、彼女といるときは元気になれる。こうして、だんだん、普段の自分を取り戻していかれそうです。

 夕方、この友人とお茶を飲んだのですが、家に帰って、ふと、義叔母のことを思い出しました。義叔母が彼女と似ているとかいう、物理的なことではなく、観念的なもの。どこかで感じたことがある何か・・・・・・なんだろう。どこかで経験したことがある香り? 彼女が手にしていたカフェオレボウル? なに・・・・・・? これってデジャヴ?

 そうだった、義叔母は、わたしなんかと違って、おっとり、ゆっくり、品のよい人で、コーヒーも、わたしみたいに、苦いブラックを好んだのではなく、あくまでも上品に、カフェオレを好んでいました。その香りだった。そして、言葉は少ないけれど、感情深く相手を思いやり、決して仕返しということをしない人でした。今日の友人に、義叔母を感じたわけではありません。ただ、何というか、観念的なもの、友人の人柄に、義叔母のような、人を肯定し包容する、そういう精神を、後から感じたのでした。この彼女は、もうすでに、わたしにとって、かけがえのない人なのだと思いました。

 今日の写真は、その彼女とお茶した喫茶店の“みずほママ”が、お年始にと言って、帰りに手渡してくれた、ママお手製のクッキーが入った、これもお手製テトラの袋。この三角錐型の袋を手渡されたときも、ふと懐かしい香りを感じたわたし。何だろうと思っていたら、これはすぐに思い出しました。以前パリを旅行したとき、美味しそうなケーキ屋さんで一つだけ自分用にケーキを買ったら、素敵な包み紙でこのテトラ型にケーキを包んでくれて、手渡してくれたのでした。 今日、みずほママは『中身はクッキー1枚だけよ。』と言っていたけれど、この包みの中身は1つでなければならない。ママも、フランスではこういう包み方をするのを知っていたのだわ。丁寧に赤い糸で縫われたお手製包み。開けるのが惜しくて、写真におさめました。そういうわけで、このクッキー1枚の為に、夕食後、久々にきちんと紅茶を淹れました。