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ふたりはずっと親友2007年11月02日 23時59分59秒

あみちゃんのお誕生会
今朝も朝から大忙し。いろいろ、ジャンルの違う予定が入っていて、10分きざみのスケジュールを書き出さないと、時間の管理が出来ないほどでした。というと、大袈裟なんですが、いつも、のんびりぼんやりしているわたしにとっては、ちょっとハードだったわけで、タイムスケジュールどおりにいくか、それもドキドキはらはら。

今日のメインは、先日も書いた親友ミワコの次女あみちゃんの誕生会にお呼ばれしていて、バースデーケーキを組み立てて持っていくことで、それはどんなことがあっても失敗するわけにはいかないから、こういう日は朝からドキドキ。昨日のうちに焼いておいたジェノワーズを、どういうふうにデコレーションしようかと、ずっと思っていたせいか、どうやら夢の中でピンときたので、そのデザインにしました。

それとは別に、あみちゃんへのプレゼントも用意しました。。わたしは、子供へのバースデープレゼントは、ほとんどの場合、「本」と決めていて、今回も例外なく。5歳のあみちゃんへのプレゼントは、『ふたりはともだち』という本にしました。5歳のこどもには、ひとりで読むにはちょっとむずかしく、絵が少ないのですが、上のおにいちゃん、おねえちゃんも読めるし、なにより、かえるが主人公のこの本の内容が好きだったから。彼女のママでもあるミワコとわたしは、何十年来の親友ですが、こういう友達を持つことのよろこびと幸せを、あみちゃんにも味わって欲しいという願いをこめて。あみちゃんは、お行儀よく、そうっとそうっと包みをあけ、じっと本を見ていました。そして、その包み紙も気に入ってくれたようで、お気に入りのものを貼り付ける場所に飾ってくれました。こどもは、よその子もうちの子も、ほんとうにかわいい。言葉少ないあみちゃんからは、わたしも、目に見えない幸せをもらったような気がします。

長女のえりちゃんが、わたしがバースデーケーキの仕上げのデコレーションをしているところを見て、

えり:「おばちゃん、ケーキ屋さん?ねえ、なんでそんなに上手なの?うちのママにはできないよー。」と言うから、
わたし:「えりのママは、とっても忙しいの。おばちゃんとは違うお仕事で頑張っているんだよ。だから、ママはこういうの、本当は作れるんだけど、作る時間がないだけなのよ。」(これは事実。)
えり:「ふーん。ねえ、そのオレンジ、食べていい?えり、好きなの。」
わたし:「いまケーキに飾るから、余ったら食べていいよ。」

子供とこういう会話をしながら、ケーキを仕上げられるなんて、誰にも想像できないくらい幸せで、まさにこういうことを「充実」というのかもしれないと思います。子供のケーキを作るのは、こういう時間を持ちたいからかもしれないと、その時思いました。結局、オレンジは3切れ余り、えりは兄と妹の分をきちんと彼らに配達し、自分もおいしいと言って食べていました。やさしい子で、それも嬉しかったです。

3人の幼い子供を持ち、毎日毎日ほとんど休みなく、フル回転で仕事をしている、頑張りやのミワコ。こどもと接する時間は短いはずなのに、どうしたらこんなにいい子がちが育つのだろうと思いました。誕生日のテーブルは、お寿司とケンタッキーのチキン。忙しい彼女のこと、買ったものなのは仕方ないです。それより、家族みんなで祝うという気持ちがこの家庭にはありました。そのテーブルに、わたしのケーキも載せてもらって、それもちょっと嬉しかったです。

というわけで、写真は本日の誕生会が始まる直前の風景。ミワコのご主人と子どもたち。普段、あまり食べられない美味しいお寿司をご馳走になりました。わたしはいつも、回ってるお寿司だもんね。ケンタッキーのチキンも、一つ買うのは割高でいやだから、何となく食べたくても食べそびれていました。だから、ちょっと嬉しい。わたしのケーキもしっかり鎮座しています。子どものために、何か変わったキャンドルはないかしらと捜したクレヨンの形をしたキャンドル。これは子どもたちに大ウケで、大成功でした。やったー!

そして、こういう日も、夜はきちんとプールに行ってマスターズクラスで泳ぐわたし。自己をしっかり持っていて、自分の趣味の時間と割り切っているんだか、他に行くところはないのか、どうやら後者のほうで、まあ、それもいいか。