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さよならぼくたちの幼稚園2019年02月21日 23時59分59秒

今日は姪っ子5号の幼稚園の音楽会に行ってきました。
5号も年長。幼稚園最後の大きな行事です。
区内にある区の施設の大きなホールを借りて、午前組・午後組に分けてやるのですが、今年は午前組でした。

最初は詩の暗誦。毎年年長さんは、宮沢賢治の有名な詩を全員で暗誦します。ちなみに私がこの詩を暗唱するほど覚えたのは中学2年のときですが、詩の深い意味が完全にわかっていたとは言えません。ましてや幼稚園児にわかりようもないのですが、こうして幼いときに覚えたものは、大きくなってからふいに思い出し、ときに勇気を与えてくれることがあるかもしれません。幼い子らしく、大きな口を開けてみんなで暗誦する姿には感動を覚えました。

次はオペレッタ。幼稚園の方針で昨年から年中・年長はオペレッタをやります。今年は白雪姫でした。振付や感情表現などは、子どもたちがみんなで考えてやったとのことで、姪を含む子どもの感情表現に、成長を感じました。

最後は合奏と合唱。ここはグッとくるところなんです。
合唱は、「さよならぼくたちのようちえん♪」という歌を歌いました。これがグッとくるフレーズなんですよね。
そして、姪っ子1号からお世話になった幼稚園とも、3月までのお付き合いとなりました。思えばわたしがこの幼稚園に入ったときから続き、弟、妹もここの卒園生。ずいぶん長いご縁でした。

上演中、ここに私の母がいたら、孫たちの成長をどんなに喜んだかと、ずっと思っていました。いつもニコニコして、とても優しい母でしたし、生前、唯一出会えた初孫(姪っ子1号)への愛情は深いものでしたから、他の孫たちの成長もきっと見たかったに違いないと思います。私は、祖父母の扱いで2階の最前列で一人で観ていたので、思う存分いろいろな考えをめぐらせました。
私の両親にも亡き弟にも、姪たちの活躍がわかっているといいなと思いながらの鑑賞でした。

写真は先日姪っ子2号の誕生日に作ったケーキ。
抹茶の好きな彼女には、抹茶のジェノワーズがひそんでいます。