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つらい出来事2007年02月04日 20時40分37秒

朝のNHKニュースでもやっていたし、新聞にも大きく出たし、さらにはワイドショーでもやっていたということなので、ご存知の方も多いと思いますが、数日前の夜、隣県で火事があり、幼い子を含む4人が亡くなりました。翌朝、休日だったわたしは、姪っ子1号の通う幼稚園に用事で出かけ、そこでものすごい数の報道関係者がいるのを見て、もしやと嫌な予感が頭をよぎり、悲しいことにそれが的中してしまいました。亡くなった子のひとりは、姪と同じ幼稚園に通う園児でした。

学年が違うこともあり、直接そのお子さんは知りませんでしたが、その子のクラスの下駄箱がふと目に入ったとき、一足だけ「上履き」が入っていました。きっと普段と変わりなく過ごした前日。幼稚園での楽しい一日を終え、彼がそこで履き替え、小さな手できちんとそろえて置いた上履き。そんな勝手な想像をしたら、涙が出て、しばらく話もできませんでした。ほんの半日でよいから、過去に戻れるタイムマシンが欲しいと思いました。こういうとき、いつも思うことなんですが。でも、それもかなわない。人が突然亡くなるというのは、まさにこういうことです。

そんなわたしの気持ちとは裏腹に、ハイエナのようにたかる報道関係者。わたしは何も答えませんでした。答える気持ちにはなりませんでした。こんな時に、彼らに滔々としゃべれるほど、わたしはおおらかではないですし、だいいちこんな時、何も言葉はないです。

妹と話しました。彼女も自分の子に置き換えてみるまでもなく、縁あって同じ幼稚園に通う園児で、これからその子にもあっただろう将来を考えると、ほんとうに悲しいと言っていました。そして、悲しいけれども、それでも何かできるとすれば、彼らの死から学んだことを、わたしたちが生活に活かしていくことなんじゃないかという話をしました。しかし、このように簡単に結論付けてしまうことすら、つらいです。

夕食後、充分火の始末を確認してから、いつものようにプールへ行きました。ちょっと気乗りがしなかったけど、この気持ちのまま明日へつなげないと思って、あえて行きました。プールでも、自然と園児の話題になってしまいました。亡くなった園児のことより、報道陣が多かったことに、はしゃいでいた方もいて、少し驚きました。ひとつの出来事にはいろいろな受け止め方があるものだと、あらためて考えさせられました。

葛藤の日々2007年02月17日 23時11分38秒

うちの梅

新年度を待たず、新しい生活をすることになっているわたしは、このところ身辺整理(←ちょっと大袈裟)に時間がかかって、更新も2週間怠り、泳がないと一日が終わらないとばかりに行っていたプールへも1週間休み、後ちょこちょこ行かなかったりと、ちょっとばかりいつものペースを壊しています。それと、新しい出会い。ほんとーのことを言うと、これが精神的にぐっときている原因かも。ポジティブになれない自分。ここでへこたれたら、後が絶対に続かないから頑張っているけれど、どっかに逃げて済むなら、そうしたい気分。でも、そういうわけにもいかない。

そういうわけで、いま、戦っております。自分と。

でも、今日は久々にプールでフルコースメニューをやりました。バタフライでは、褒めてもらえたところもあって、今日の嬉しいことでした。

写真は、うちの梅。2階のベランダで洗濯物を干していたら、ある日ふと春のかおりが漂ってきました。2月11日。確かに暖冬です。

当番月の朝は緊張2007年02月19日 23時47分37秒

マコン ブラン

今月は、ご近所10軒ほどで一箇所に出しているゴミの、ネット出しの当番です。本来は朝7時から8時の間にゴミを出すと決まっているのですが、わたしのご近所の方々は、ご年配者の割合が多いせいか、朝早いので、当番のときはいつも6時前に出しています。

わたしがするようになってそろそろ4回目くらいでしょうか。その間一度もだしそびれたことはなく、何とかやってきたのですが、先週の月曜日、ついにやってしまいました。前の晩、何だかいろいろ考え事をしながら眠れず朝をむかえ、ぼんやりとして、すっかり忘れました。別に眠いわけではなかったのですが。気づいたのは7時40分ごろで、あわててうちを飛び出したら、だれも何も出していない。ちょうど祝日だったから、ごみ収集はないとみんなが勘違いしてくれたのかと思いましたが、わたしが仕度をしたら、みんなちゃんと出したので、きっと2度足を運んでくれた人がいたはずと、ちょっと申し訳なく思いました。このごろのわたしは、どうかしています。

そういうわけで、今日はしっかりと朝焼けを見ながら準備し、一日をスタートしました。

写真は先週のお料理教室で飲んだマコン・ブランというワイン。わたしはワインが好きだけど、系統だった知識があるわけではないので、きちんとしたコメントはできないのですが、花の香りがするあくまでもやさしいやさしいワインでした。ブルゴーニュの白には、こういう感じのが多く、たぶんいちばん好きと言ってもいいかもしれないワインでもありますが、わたしは、こういうやさしいワインを飲むと、ひとりでいるときは、そのやさしい感じに、わけもなく泣いてしまいます。

近況2007年02月21日 23時21分58秒

料理教室・フォアグラプディング

このところ、夜ベットに入っても、ずうっと意識下のまま朝を向かえてしまって、なんだか昼間ぼーっとしています。そうでなくても、友人に「いつもお前はぼーっとしてる。」と言われてるわたし。人生2度目の食欲のなさ。おなかは空くのです。でも、いざ食べ物を前にすると、食指が動かない。たとえ動いて口に運んでも、気持ちが悪くなって戻してしまうの連続です。

そんなことが10日ほど続いていますが、先日14日にはお料理教室があり、前菜には写真のフォアグラのプディング。普段なら、きっと美味しいはずのものも、この日は食べる自信がありませんでした。先生によると、フランス人の胃には、フォアグラの場合、ひとり70グラム食べるという計算なのだとのこと。この日はもちろんもっと少なめでした。日本人で良かった・・・・・・。朝はリンゴだけで行った料理教室ですが、一応、前菜・メイン・デザートと全部平らげ、チーズとワイン(この日は1杯だけにしておきました。前回写真を載せたマコン・ブランでした。)も何とか胃におさめたものの、夕食は作る気すら失せて、バナナだけ。妹に、「そーゆーの(リンゴとバナナ食)を、チンパンジー食というんだよ。」と笑われました。

今日のプールは、マスターズだけ。実は昨夜は徹夜で、プールに入る前、駐車場に停めた車の中で10分だけ仮眠をとり、出たのですが、途中気持ち悪くなりながらも、なんとかこなしました。ちょっと根性モンの仲間入りできたかも。

健やかな成長を願う2007年02月25日 23時19分16秒

料理教室・サブレとチョコレートのクリーム オレンジソースかけ

今日は姪っ子2号のお誕生会をやりました。満1歳。本当は別の日だけど、みんなの都合に合わせて、今日に。それも、ちいさな子供の会なので、ランチタイムということになりました。

わたしは、姪っ子1号から、プリンのオーダーを受けていました。2号が食べられるようにという、お姉さんの配慮。そこで、小さいカップのプリンではなく、直径16cmのシャルロット型を使って、フランス式の巨大プリンを作りました。ちょっとゴージャスに見えますものね。姪たちの誕生ケーキを作れるという幸せ。作っているわたしは、ほんとうに幸せだと思います。子供も大人も、美味しい美味しいと、たくさん食べてくれました。食べ手を思い、作り、それを美味しいとほおばってくれる家族・・・・・・。こういうとき、わたしは安心感を得ます。

間に合ったので、夕方ちょっとプールで泳いできました。昨日受けたバタフライレッスンの復習をしようと思って。わたしはなかなか、ひとりで黙々と泳ぐということができないので、レッスンばかり受けていますが、受けっぱなしになていて、復習しないでいることが気になっていました。気になっていることをやったというだけの時間しか泳ぎませんでしたが、友達にも会えて、気分も頭もすっきりしました。

写真は、2月14日に行った料理教室のデザート。そう、この日はちょうどバレンタインデーだったので、サブレにチョコレートクリームをはさみ、オレンジソースをかけたデザートでした。わたしはチョコレートそのものを食べるのが好きなので、チョコレート系のお菓子はあまり好みではないのですが、このクリームは美味しかったです。バレンタインデーに向けて、わたしもいろんなところでチョコレートのお菓子をお教えしたのですが・・・・・・わたし自身は、いちばんあげたい人に、あげる勇気がありませんでした。

いつも新鮮な友人たち2007年02月26日 23時58分47秒

料理教室・鮭のピストー風味

たった今、帰りました。

今日は有休消化だったわたくし、朝はお洗濯からスタートしました。ベランダに香りの良い洗い立ての洗濯物を干し、朝日を浴びせると、何だか自分まで洗濯されたようなすがすがしさを感じます。見ているだけでも気持ちよく、とっても満足。いつもは夜洗濯して部屋に干しておき、朝、大急ぎでそれをベランダへ出しますが、今日はそういうあわただしさがなく、充実感がありました。

夜は、ときどきこのブログにも書いていますが(最近では、2006年12月12日 http://serukuru.asablo.jp/blog/2006/12/12/ 例の予備校時代の友人たち(わたしを含めて4人:内訳は男2女2)と会う約束があったので、夕方銀座まででかけました。わたしのプールの休館日が月曜と知っている彼らは、週始であるにもかかわらず、月曜から会を開きます。でも、わたしもありがたいと思いながらも、遠慮しないですむ友人たちです。これはお互いになんですが。ふた月と空けずに会っている私たちですが、よくもこんなに新しい話しがあるというほど話し、よく食べ、よく飲みます。わたしも、この仲間といるときだけは、ほっとするせいか、酒量もひとりで帰れればよいくらいの気持ちで飲んで、酔うと饒舌になります。みんな職業はバラバラ。それぞれが、それぞれの分野で真剣に社会と向かい、いまだに勉強しているのを肌で感じると、わたしもまた頑張ろうという気になり、また元気になります。わたしがいちばん辛かったときも、フツーに接し、フツーの話しをし、それでいて、繊細に気を使ってくれていた彼ら。それがどんなにありがたかったか。この友人たちは家族ではないけど、わたしの心のやすらぐ場所でもあります。ただ、ある程度の緊張感はあります、みんないまだに勉強してるので。人間は一生勉強ですね。帝国で食事はしましたが、シメはやっぱり三笠会館のバー「5517」で。わたしはいつものようにギムレットではじめましたが、あとは何を飲んだかいま思い出せません。