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いやなことは忘れる2008年09月01日 22時20分24秒

勝沼のぶどう
 一応、人に紹介するようなことがあれば、『友人』と紹介しなければ他に言い様がないけれども、とくに大きな問題がなくても、心の中では、何となく付き合いにくい人、もっと言えば、あまり付き合いたくない人というのがいます。

 逢えば普通に話す、けれど、感情がいささかでも入った話になると、彼女とはかみ合わない。いやな人ではないのだけど、互いに会話がちぐはぐになってしまうような、そういう人。でも、ときに、深い考えで、ちょっとばかり、わたしを困らせているのかもと思うような人。同じ仲間同士で逢っているときと、わたしの知らない彼女の仲間がいるときとでは、態度が違う人。

 何だか、昼間、やけにそのことが気になっていました。いい人だ、いい人だと何度思い返してみて、何度それと同じくらいがっかりしたろう。わたしがエプロンしたまま、ちょっと持つには恥ずかしい買い物をして自転車を走らせているとき、友人たちに囲まれていた彼女と逢い、すれ違った後の大笑いは何だったのだろう。わたしの大好きだった人のことを悪く言ったのは、なんだったのだろう。それを知らない彼は、いつもいつも彼女をかばう発言。これはわたしの嫉妬でもあった?こんなことを考えるわたしは、なに? わたしは妹の言うように、無防備すぎ?でも、それは違う。わたしは、出会った人と、真剣に付き合いたいだけ。

 すべて忘れてしまいたいこと。

 で、すべてとはいかないまでも、できるものは忘れ、リセットすることにしました。こういうリセットは誰にも迷惑かけないもんね。そう思って仕事から帰ったら、母のお弟子さんだった人で、わたしの友人になった人から、勝沼のぶどうが届いていました。(本日の写真)母がぶどうが好きだったことを覚えていてくれて、毎夏送ってくれるのですが、ぶどうも嬉しいけれど、彼女のその気持ちがなんともあたたかく、『ああ、わたしには、こういう友人がいれば、充分。』と、やさしい気持ちに戻れたのは、やっぱりぶどうの彼女のおかげ。