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試練2007年11月19日 23時59分59秒

今宵のテーブル
 このごろは、ケーキの仕事が多く、毎日のようにケーキを焼いています。

 夕方、わたしのプールのコーチと待ち合わせ、ひと月ぶりにお食事。近頃、彼女は仕事が辛そうで、でも、わたしは何もできなくて、もどかしい思いをしていました。まぁ、一緒に食事をしたからといって、彼女のつらさを共有できるわけじゃないけれど、ちょっと一緒の時間を持ちたかったから、今日は会えてよかったです。

 彼女は、わたしがプールに入会して、たぶん、いちばん初めに話をした人で、その数ヵ月後、彼女の人柄で、わたしに「生きる意欲」を取り戻す手助けをしてくれた人でもあります。そういう彼女に、恐る恐る、けれど、いちばん心配していたことを聴きました。もしかして、仕事、やめるつもり?って。いくら親しくしていても、この種の個人的なことを聴いていいはずはないと思ったけれど、わたしは彼女がプールからいなくなってしまうことに、とても不安を感じていて、興味本位から聴いたのではないことはわかってもらえると思っていたので、思い切って。彼女の返事は、そのつもりらしく、わたしは落胆し、ひとり取り残されたような気持ちになりました。
 
 彼女にとって、それがいま、必要なことなら、そうするべき。いま、彼女がいちばんよいと思うことをするべき。そう思って、こらえています。

 このお酒が、よいお酒だったと思える日が来ることを祈って。