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ドライブがてら、ルーツ探訪2006年07月10日 20時56分59秒

いよいよ新車の契約をしたので、週末は軽くドライブをしていました。わたしには車の趣味はないので、とにかく安全で経済性があって、故障の少ない車で、万が一故障しても修理をするのに手間がかからず、わたしの用途に合致し、分相応の車なら何でもよく、いままでもそういうコンセプトで車を選んできました。が、いざ今の車とさよならすることになると、どうも有機物のように思えてきて、こんなに笑顔のかわいい車と(わたしは車の前の部分が、どんな車でも顔に見えます)別れるのは辛いなぁ、という気持ちになっています。

遠出はできないので、都内をあちこち。入谷の朝顔市、亀戸天神はいつも蔵前橋通りを、車を走らせながらお辞儀。なんと信心の浅いこと。そして船橋屋http://www.funabashiya.co.jp/でくずもちを買ってきました。わたしはここのくずもちを、もの心ついたときから食べていて、くずもちはここのを基準に考えるので、結局、舟和もほかのも、あまり受け付けません。以前、宮崎出身の知人に、食べさせたら、とくに感想もなかったので、これは、東京近辺の食べ物なのか、このお店だったから、ぱっとしないと彼が思ったのか、わかりません。

船橋屋に行ったのには、ちょっとしたわけもあって、先日、父と話をしていて、うちに船橋屋のくずもちが入ってきた経過がわかり、ちょっとそのルーツをたどってみたかったのもありました。わたしの父の母方の祖母(父からみた祖母)には、亀戸に住む弟があって、その弟の子(祖母からすれば甥)が、よく湯島の家にたずねてきたそうで、そのときの手土産が、決まって、船橋屋のくずもちだったそうです。わたしはいつも急に、くずもちが食べたくなり、この船橋屋の本店にかなり頻繁に出入りしているのだけれど、そうなってみると、この亀戸の親戚の家はどうなっているのか気になって、父が幼い頃その祖母に連れられて行った記憶を頼りに、車を走らせてみました。行ってみれば、いつも帰りに通っていた明治通りを、少し入ったところ。なんでも物事は、そういうモンですね。けれど、その「吉野」という家は、記憶の場所にはありませんでした。

車のお陰で、ちょっとしたうちのルーツ探訪。この↑父の祖母のルーツは、これ以前のことは判然としていないのですが、この祖母の夫だった人は、わりとよくわかってます。また機会がありましたら。