開いてくださっている方に感謝 ― 2007年08月09日 23時19分13秒
顔で笑って心で泣いても ― 2007年08月10日 23時56分42秒
どんなにツラくても、逃げない。いままでだって、もっとツラい修羅場をくぐってきたんだもん。絶対負けない。そしてもう泣かない。
わたしが、凛とした大人の女になれるか、ここが勝負のしどころと思っています。
なぜかいつもホームで ― 2007年08月14日 22時56分00秒
言いたくないけど、東京も暑いです。日中車を運転しているときに、外の気温を見てみたら39℃と出ました。日陰だったんですが。
今日は、お盆休みで、義弟の実家がある大阪に行く妹一家を、車で東京駅まで送ってきました。あのチビタン2人を連れて、この暑さの中、移動するのはたぶん大変だろうと思って。幸い今日は時間に自由が利いたこともありました。さすがにお盆休みで、同じことを考える人が多いのでしょうか、八重洲地下街の駐車場は満車。それでも強引に入ったら、何台かは空いていました。
10時26分発新大阪行き700系のぞみに乗せました。スピードは500系に劣るけど、安定感のある車両です。乗せる前に、妹には、子供から決して目を離さないことと、まあ、そんなこともないだろうけれど、義弟の実家に居るのがいやになるようなことがあったら、夜中でも何でも、電車がない時間なら、タクシーでもよいから、いつでも帰ってきなさいと伝えました。その際は、娘2人も連れてくることも・・・・・・。といっても、義弟と何の確執があるわけもなく、そういう事態になったとしたら、彼も一緒に帰ってくるような人なので、何にも心配はしていないのですが。姪っ子1号には、どこに行っても、大人の傍を絶対に離れないことと、必ずおばさまのところに帰ってきてね、と伝え、ぎゅっと抱きしめました。姪っ子2号にも、おばさまのところに帰ってくることと、数日分のチューをしておきました。
普通なら、4,5日で帰る旅行にこんなに神経質になることもないのでしょうが、ある日突然、それも2回も、家族を失う経験をしたわたしにとっては、なーバスになってしまいます。それに東京駅の新幹線ホームは、わたしが母と最後に別れたところでもあったので、よけいに。
滑り出す新幹線の窓に手を振って、ホームにひとり取り残され、700系の最後尾のアヒルのような顔が遠くなり、やがて見えなくなるのを見ながら、わたしは、ふと、吹っ切ることに決めました。
ここ数ヶ月の間、わたしはイイ齢をして、少女のように恋をしていました。彼もわたしも独身。恋に何にも支障はなかったのです。でも、初めから、薄々、これはダメなんじゃないかと思っていたわたし。となれば、この恋は捨てるしかないという結論を出しました。それが数週間前。でも、これは、頭で思っていることで、なかなか吹っ切れなかったのでした。
時折、大きな決断を、わたしは快適な自室ではなく、こういう喧騒のなかでしたりします。それも駅のホームということがなぜか多いのです。
喪失感のいちにち ― 2007年08月15日 23時31分51秒
お盆休みの間、毎年、基本的には仕事をしているのですが、そうもいかないときもあって、今日はお休み。なんだかだるくて、午前中も午後も、お昼も食べずにベットに横になっていました。時折、深い眠りにつくのですが、それも30分と続くわけでもなく、あとはあっちに寝返り、こっちに寝返りのくりかえしでした。
夕方になって、こんなことをしてても仕方ないと思い、夕食を何とかしなければとキッチンへ。どっかに食べに行こうかとも思ったのですが、それも億劫なので、ハムとタマネギのオムレツと、ポテトサラダ、トマトの夕食をやっと用意。普段なら、葉野菜のない、こんな組み合わせはありえないけど、これだけ準備するのがやっとでした。
気分転換もかねて、夜はプールへ。今日のマスターズクラスは、苦手な平泳ぎ。やっていて、イヤだった。泳ぎながら、誰にも気付かれないように今日は泣いてしまいました。
雑念放念の法 ― 2007年08月16日 23時24分18秒
うんざりする暑さ。今日の新記録は岐阜県でしたが、ここ関東地方も39℃~40℃を越す気温です。思うに、昔、小学生の頃やった、日陰に置いた百葉箱の測り方で、今でも気温を測るのが正式なら、実際の日なたなどはもっと高い温度になるはず。
あ~あ、世間はなんでお盆休みなんだろう。わたしの住む東京では、7月にお盆をするうちもあって、実はうちもそうなんです。だからわたしは8月のこの期間は働くと決めているのですが、職場も相手もそうはいかない。役所は開いていても、ほとんどお休みの状態なので、必然的にこちらまでお休みになってしまう。わたしは、決して働き者ではないし、仕事人間にありがちな、「趣味は仕事」という人間ではありませんが、仕事をしているときは、とにかく雑念を忘れられるという点で、特にいまは必要なのです。
といっても、ナイモノはしょうがなく、かといって、またベットでごろごろしていてもどうにもならないから、今日はキッチンのちょっと込み入った片付けをしました。キッチンに収納してあるもので、普段ほとんど使わないものをお納戸へ、逆に、お納戸にしまってあるストックの食材などをキッチンの収納へ。そうすれば、キッチンでの動線が少なくなるし、なにしろこの気温では、いくら常温保存の効く食材でも、この夏は「常温」とは言いがたいので、いままでとても気になっていたのです。それとほとんど使っていない食器やカトラリーを整理整頓。ついでにシステムキッチンの引き出しや扉を洗ったり拭いたり。こんなことをして一日を汗だくですごしました。
夜はプール、と普段なら書くところですが、今日はもうダメでした。疲れていなかったのですが、気持ちがプールに向きませんでした。プールに行くか行かないかというのが、わたしの心身の健康のメルクマアルです。サボりだすと危険信号。今更、水泳を止めることにはならないと思うけど、気が乗らないときってあるモンです。
生涯の友人であることを願う ― 2007年08月17日 23時59分59秒
今日も暑かったです。覚悟して出かけました。
仕事の合間に、いつも買う御徒町のスポーツ用品店で、水着や水泳小物などを買いました。ちょうどバーゲンの葉書が来ていて、今日が初日だったので。わたしは、水着を10着持っていますが、稼動しているのは8着。だからそんなにたくさんはいらないのです・・・・・・が、どうしても行く気になれなくて、でも泳いだほうがいい、という日には、特に好きな水着を選んで、とにかくその気になって泳ぎに行きます。ピンク系が多いですが、ピンクにもいろいろあります。それから、ひとつ、ワインレッドの勝負水着というのもあります。これは、何も、誰かに見せるというのではなく、去年の100本大会で完泳したとき着ていた水着。つまり、文字通り「勝負」のとき用です。
水着の後は、新宿まで仕事。新宿というところは、うっかりすると駅の谷間になっているところがあって、今日行った新宿1丁目もそうでした。上野御徒町から都営大江戸線に乗るしかなく、東新宿という駅で下車したのですが、そこからの1キロ強の道のりは、今日のこの暑さで、往復ともとても長い距離に思えました。
水着を買っておきながら、プールはサボり、夜はプールのコーチと、飲みに行きました。今日はわたしとファーストネームが同じ(頭文字S)、わたしの大好きな素敵な女性コーチと2人で。大勢でワイワイ飲んだり食べたりするのも好きだけど、彼女とは、ゆっくりと話しをしながら、しずかに飲みたいという感じなのです。わたしよりずっと若く、いつもしずかに優しく話しを聴いてくれる彼女は、本当に大人だなぁと思います。そしてわたしはいつも、安心するのです。先日、『女性の品格』坂東眞理子著という本を読んだと書きましたが、品格ある女性って、こういう人をいうのかなという感じです。何度も書きますが、わたしよりずっと若い彼女から、わたしは多くのことを学んでいます。そして、彼女のお陰で立ち直ってきたわたし。尊敬というのは、年齢の上下は関係なくするものですね。彼女とは、一生付き合っていたいと思います。
今日は彼女とお味噌味の「すいとん」も食べました。わたしの年代の人がすいとんを知っているのは、両親の影響ですが、若い彼女がすいとんを知っていたのには驚きました。ラーメンがあまり好きでないことも同じ。食べ物の共通性って、人を近づけてくれます。そうだ、明日は「すいとん」を作ってみよう。(って、実は今は19日午前1時30分ですから、正確には、今日のお昼に作ることにしましよう。)
そういうわけで、今日はプールには行きませんでしたが、彼女とそれ以上の貴重な時間を過ごしました。向上心を持ち、新しい世界に飛び込もうとしている彼女、ひよこが殻を破って誕生する瞬間のような初々しさを感じます。今度はわたしが応援する番のように思えました。頑張れ!
家族の無事をコーヒーで感謝 ― 2007年08月18日 23時59分59秒
午前中は部屋の片付けなど。最近、東北自動車道の佐野SAで「悪い虫」に刺されて、それが痒さをぶり返し、わたしの足首はタバコの火を押し付けられたような跡がたくさん。もともと蚊に刺されても、ひどく腫れあがってしまうので、虫には気をつけているのだけれど。ついにお医者に診てもらったほど。免疫力がまた低下しているのかも。
午後は大阪から帰ってくる妹一家を迎えに、車で東京駅へ。東京駅着16時ジャストのぞみ240号とあったので、本当ならものの30分で行かれるところを、1時間半みて家を出ました。予想がはずれ、道は空いていて15時には駅周辺に着いたのですが、八重洲の西・東駐車場ともに満車でどうにもならない。何度か日本橋から東京駅州周辺をグルグル回った後、やっと路上の駐車スペースを見つけ、大急ぎで300円放り込んだのが16時10分前。それからは走って走って、到着4分前に14番ホーム11号車付近にたどり着きました。もしわたしが居なかったら、姪っ子1号がきっとがっかりすると思って、伯母ばかのわたしは必死でした。
息が落ち着いた後、わたしの好きな一昔前のライオン顔(何系かわからない)の新幹線が入線してきました。姪っ子1号のわたしを捜す顔も、わたしが先にみーっけ!どやどやと人が降りてきた一番最後の組に、姪っ子1号が走り降りてきて、わたしに飛びついてきました。
1号「ね、おばさま、ちゃーんと帰ってきたでしょ。」
家族のことでは、極度に心配症のわたし。ほっとしたし、姪っ子1号のこの言動は本日のハイライト、嬉しかったことです。
そういうわけで、昨年に引き続き、みんなが無事に帰ってくるようにとの願いを込めて、わたしの一番好きな飲み物・コーヒーを止めていましたが、夕食後、妹が淹れてくれたコーヒーのおいしかったこと。妹はわたしがコーヒー絶ちしていたのをうすうす知っていたのかもしれません。
そうそう、帰りは義弟が運転してくれたのですが、助手席のわたしに 義弟「いや~ぁ、東京に帰って来てホッとしたよ。」 と日本橋の三越前を走りながら一言。 わたし「???なーに言ってんのよ。タクさん、大阪産でしょ。(笑)」 住めば都ってことなんでしょうか。
メーク革命 ― 2007年08月22日 23時59分59秒

今日も暑かったですね。
先日、職場で倒れ、弟の同級生のドクターに「過労」と診断され、「おねーちゃん、1日ぐらい、入院していきなよ。」と言われました。別にそんなにたいしたことではなかったのですが、わたしを家に帰すと、ハンパでない量の家事をしなければならないことを心配した彼が、1日休みをくれようとしたのだと思います。でも、家族に余計な心配をかけるので、「プールに行かれないから、入院はやだね。」と言って帰ってきました。その後、日曜の明け方に、狭心症に似た発作。しかも2回も。去年の6月以来のことです。考えてみれば、前日、夜9時ごろになったら、まぶたが重くなって、すごく眠くなりました。これも予兆だったかもしれません。
今日はいつもお化粧品を買うデパートのエスティーローダで、ティミー西村さんがやってくれるメイクの予約をしてありました。ティミーさん
http://www.esteelauder.co.jp/timmy/tt_artistbio_timmy.tmpl
は、エスティーローダの専属エグゼクティブメークアップアーティストで、わたしはわくわくドキドキ。1週間前から、どんなに夜が遅くても、いつもの肌の手入れ+ナショナルナノケアでスチームを当てて、小じわを目立たなくしておいたわたし。どんな顔にしてもらえるのか、楽しみでした。
ティミーさんはまず、「どんな感じにしたいですか?」 わたし「若々しくお願いします!」(←オバサンになると、みんなこういう風に言う。)
約1時間かけて、説明しながら、メークをしてくれました。洗練された物腰や話術、そして、彼が動くと、ほのかに香るフレグランス・・・・・・。とても心地よい時間でした。彼にみとれてぼんやりしていましたが、いつもわたしを担当してくれるエスティーのおねえさんが、ティミーさんが使うメーク用品をひとつひとつチェックし、メークのカルテを作っておいてくれました。今日の顔は、ビビットなブルーのアイシャドーがポイントの、夏メイク。夏メイクはわたしのリクエストでした。 素敵にしてもらった顔をすぐに落としてしまうのはもったいないから、プールはお休み。少しでも長く、この顔でいたかったので。わたしの顔を載せてもたいしたものではないので、今日の写真は、おねえさんが作ってくれたわたしのメークカルテです。本物の口紅を塗ってあるので、口元はセロテープが貼ってあります。こんな顔になっているはずなんですが。
両さんでも治せず ― 2007年08月26日 21時19分16秒
昨晩は久しぶりに泳ぎに行ったのですが、何だか手にあたる水が思うように扱えなくて、結局たいして泳ぎもせずに帰ってきました。結果的にこうなってしまったわけだけど、こういうのは、精神的にいちばん疲れるのです。何度も考えてしまう、あの、明け方の2度の狭心症を疑える発作。いままでと違い、本当に明け方にきてしまったのです。水泳でやっと健康を取り戻したと思ったのは、違っていたんだろうか、わたしは一生、健康を取り戻せないまま?
・・・・・・そういうことを頭の隅で考えていたからか、昨夜はほとんど眠れなくて、諦め、3時ごろ、ごそごそ起き出して、落ち着くためにコーヒーを飲みました。因みに、わたしはコーヒーで眠れなくなるということはないので。そして、こういうとき、難しい本はダメだから、義弟から借りていた、『こち亀』傑作選を読みました。子供の頃、当時「漫画」と言っていたけれど、うちは漫画は禁止だったので(ひとつだけ例外。サザエさんはよいことになっていました。)、読みなれていないから、コミック本を読むのは疲れるのだけれど、『こち亀』だけは、疲れてもよいから読みたくなっちゃう。両さんのような、どんなことにもめげず、彼の身に起こることすべてを、良い方に導いていこうという貪欲さは、フィクションとわかっていても、元気が出ます。で、結局、朝まで。
今日は14時から2時間泳ぎに行きたかったので、朝は6時から、家事、家事、家事。父の布団と、わたしのベットパットなどを干し、お洗濯、部屋を片付け、掃除機かけ、玄関と玄関外を洗剤で洗い、玄関にあるお花の手入れ、ついでにノア洗車(ワゴン車だから結構大変)、夕食の餃子つくり、洗濯取り込み・片付け、お布団取り込み・・・・・・家事をする人ならわかると思うけど、文字にならない家事もけっこうあります。そんなことをして、いざプールへ。
今日は14時から30分間、同じマスターズの先輩が、わたしの苦手なバック(背泳)を教えてくださるというので、参加。わたしのバックは、ほんとにひどいんです。練習はキックが主で、残りの5分だけプルの練習。キックでは、プール人生初の、足がつりました。マシな泳ぎになるには、時間がかかりそう。後の90分は、4種目それぞれキックとプルの練習や、はやいインターバルでの練習。過労で倒れた身も、帳消しになったと思うほど、泳げました。
・・・・・・と思ったのですが、プールから上がって、ギャラリーで仲間と一休みしているとき、また胸が締め付けられる感じに襲われました。仲間がお水をくれたり、いろいろ気を遣ってくれて、事なきを得ましたが、わたしは、また健康から一歩遠のいてしまった気がして、もどかしさと悔しい気持ちで痛みをこらえていました。このくらいの泳ぎで、わたしにはマックスなのか、そんなモンなのか・・・・・・と。
プール仲間は、「ストレスなんじゃない?」と気遣ってくれました。そういわれて、わたしは彼女に、わたしが日常ストレスに感じていることをちょっとだけ話しました。亡弟や亡母のことではなく、いまの。話してどうにもなるものじゃないけれど、傾聴してくれる他人がいるのはありがたいことです。彼女は「何とかしようね。」とやさしく言ってくれました。
それとは別だけど、わたしは傷心中でもあるし。こちらも、けっこうキズは大きいもので、久しぶりにヘコたれています。
一瞬の光景から思うこと ― 2007年08月27日 23時18分11秒
今日も暑かったですね。今年は、結局一晩中エアコンをつけっぱなしにしている日がほとんどでした。実はいまも。
朝、出勤途中のわたしに、プールの年配の友人からメールがありました。わたしのことをエレガントとか何とか、とっても褒めてくれた後で、『ケーキ2つ、あなたの時間のあるときでいいから、作ってね。』と。わたしも、友人には、作ってと言ってもらっても、なかなか作らないので、きっと褒めてくれたんですね。何とかもおだてりゃ、木に登る・・・・・?でも、そうわかっていても、ちょっとうれしい。
今日は、少し前まで、知人が住んでいたアパートの前を通りました。わたしは頻繁にそこの前を通るので、彼女が住んでいると知ってからは、決してそのアパートを見ないことにしていました。どこの部屋かも聞かなかった。誰だって、毎日毎日朝晩自分の部屋を見られたら、監視されているみたいでいやだもんね。それに、わたしは彼女とのお付き合いを、これから先も大事にしたかったので、必要以上に彼女のプライベートにズカズカ入り込むようなこともしたくなかったのです。そして、少し前、彼女はそのアパートから実家に戻り、わたしは初めて彼女の住んでいた部屋を知りました。
今日、また、そのアパートの前を通りました。今日は車で、人と一緒だったので、スピードも緩めず、チラと偶然目に入った感じだったのですが、まさにいま新しい人が引っ越して来たばかりでした。ベランダに置いた洗濯機も、まだ定位置になく、引越しの最中であることがすぐにわかりました。
ここの部屋で生活をしていた彼女。そして、ステップアップするために、そこを出た彼女。わたしはこの部屋に招かれたことはなかたけれど、人の思いがどうだということとは関係なく、物事はどんどん変わっていくんだということを、車窓から見た一瞬の光景のうちに思いました。無機質な感じがする光景だったけれど、また、それだから、人は次のステップに立ち向かえるのかもしれません。人には、今持っているものを捨てて、次に向かおうとするときがあるもの。どうか、充分な準備と助走をつけて、彼女らしく頑張ってほしいと思います。
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